ニュース・WEB広告・ツール・事例・ノウハウまで
デジタルマーケティングの今を届けるWEBメディア

youtube
feed

博報堂DYホールディングス、グループ横断型の研究開発組織「Creative technology lab beat」発足

時計2022.01.17

更新2022.01.17

クリエイティブ領域におけるAI技術等のテクノロジー活用を推進する博報堂DYグループ横断型の研究開発組織「Creative technology lab beat」発足

第一弾プロダクト、広告テキスト自動生成AI「H-AI SEARCH」を開発

株式会社博報堂DYホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂DYホールディングス)は、クリエイティブ領域におけるAI技術の産学連携の学術研究からプロダクト開発、クリエイティブ業務のワークスタイル変革までを担うグループ横断型の研究開発組織「Creative technology lab beat」(クリエイティブ・テクノロジー・ラボ・ビート 以下beat)を発足しました。
また、第一弾プロダクトとして、beatの一翼を担う株式会社アイレップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小坂洋人、以下アイレップ)は、検索連動型広告における「広告文自動生成」と「効果事前予測」をAI技術によって支援する「H-AI SEARCH」(エイチ・エーアイ・サーチ)を開発し、サービス提供を開始しました。

Creative technology lab beat

発足の背景

博報堂DYグループのクリエイティブ業務は、デジタルのパフォーマンスクリエイティブ領域のみならず、テレビなどのマスメディア、オウンドメディア、コンテンツ、SNS領域など多岐にわたります。そして、費用対効果などのビジネス効率の追求だけでなく、クリエイティブを目にした生活者の心にどう残るのかという観点についても、日々追求しております。一方で近年、クリエイティブ業務はよりパーソナライズされ、高速PDCAが前提となる流れの中で、業務量が急激に増大しています。

そこで、クリエイティブ業務のDX・自動化をテクノロジーの力で推進し、より質の高いクリエイティビティが発揮できる業務環境やワークスタイルを確立することにより、当社グループがクリエイティブ×テクノロジーの社会実装をリードすべく、グループ横断型の研究開発組織beatを立ち上げました。

beatは、AI技術などのテクノロジー活用により「審美※」の量的・質的効果を追求する基礎研究、応用研究を産学連携で推進します。加えて、その研究成果に基づくプロトタイプの開発やそれを活用したクリエイティブ制作における新しいワークスタイルの研究・開発を進めてまいります。

また、開発プロダクトの第一弾として、beatの一翼を担うアイレップは、検索連動型広告の広告テキストを自動で生成し、そのテキストの配信効果を事前に予測するAIサービス「H-AI SEARCH」の提供を開始しました。
「H-AI SEARCH」は、アイレップが広告運用により蓄積した膨大な広告文・運用データを元に広告テキストを自動生成し、配信効果を事前に予測することで、効果が高いと期待される広告文だけをスピーディーに配信することができます。従来よりも質の高いABテストの実施と、そのテスト結果に基づいた効果的なクリエイティブ入稿が可能になり、より効率的なPDCAが可能となります。
なお、本プロダクト名称には、同領域の“叡智”を結集し、“Humanity”を重視し、“博報堂DYグループならではのAIサービス”の提供を目指していくという思いが込められています。

今後もbeatでは、産学連携の学術研究やテキスト認識、動画認識、画像認識、3DCGなどの自動生成AIツールの開発、クリエイティブ業務のワークスタイル研究を進め、世の中を魅了するクリエイティブを生み出し、生活者や社会にとって魅力的なコミュニケーション体験を提供してまいります。

※ 審美:自然や美術などのもつ本当の美しさを的確に見極めること。美の本質・現象を研究する広告への注視意識や広告接触によるブランドイメージや好意、購入意向などを想定

Creative technology lab beatの主な活動領域

Creative technology lab beatの主な活動領域

①    学術研究/基礎・応用研究
クリエイティブ・テクノロジー領域、特に審美性(広告への注視、ブランドイメージや好意、購入意向測定など)における基礎研究・応用研究を行うことで、社会・生活者の幸福の追求やよりよいクリエイティブ業務に関する研究を行います。また、クリエイティブ・テクノロジーに関して、大学/テックベンチャー等との産学連携を通じた研究開発も進めます。

②    プロダクト企画/プロトタイプ開発
博報堂DYグループの各事業会社との研究開発連携を通じて、クリエイティブ自動生成やクリエイティブワーク改革のためのプロダクト開発を進め、グループ会社支援を行います。今後、H-AI SEARCHを皮切りにテキスト/映像/画像/3DCG領域における開発を進めます。

③    クリエイティブ業務のワークプロセス改善・支援
大量生産が求められる現状のクリエイティブ業務に対し、テクノロジーの力を借り、人が楽しくクリエイティブな仕事に集中できる新しいワークプロセスの探求およびクリエイティブ業務を支援するシステムの研究開発を行います。

Creative technology lab beatの概要

リーダー:木下陽介(博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センター)
メンバー:博報堂DYグループ8社、43名(2022年1月時点)

・ステートメント

Creative technology lab beat、ステートメント

H-AI SEARCHについて

「H-AI SEARCH」は、アイレップが広告運用により蓄積した膨大な広告文・運用データを元に広告テキストを自動生成し、配信効果を事前に予測することで、効果が高いと期待される広告文だけをスピーディーに配信することができます。従来よりも質の高いABテストの実施と、そのテスト結果に基づいた効果的なクリエイティブ入稿が可能になり、より効率的なPDCAが可能となります。

―主な機能
・配信ターゲットとなるキーワードに適した広告テキストをAIで自動生成
・生成した広告テキスト・既存の広告テキストの配信効果を事前に予測
・広告文作成・運用においてAI活用度を高めるための多角的な品質モニタリングダッシュボード

上記の機能を組み合わせ、検索連動型広告を運用することにより、手作業の運用では実現できなかった広告テキスト改善の高速なPDCAサイクルを構築し、さらなる効果拡大を狙うことが可能となります。
URL:https://www.irep.co.jp/news/detail/id=47801/

関連リンク

株式会社博報堂DYホールディングス
クリエイティブ領域におけるAI技術等のテクノロジー活用を推進する 博報堂DYグループ横断型の研究開発組織「Creative technology lab beat」発足 〜第一弾プロダクト、広告テキスト自動生成AI「H-AI SEARCH」を開発〜

当ウェブサイトでは、サイトの利便性向上を目的に、クッキーを使用しております。
詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。また、サイト利用を継続することにより、クッキーの使用に同意するものとします。
同意する