【今さら聞けない!】フリークエンシーについて

 
インターネット広告やWEB業界に携わる方ならば、一度は耳にしたことがある「フリークエンシー」というワード。

フリークエンシーの概念は、広告運用を最適化するうえで欠かせない重要な要素です。

皆さんは、その意味をしっかりと理解できていますでしょうか。

そこで今回は、こちらのフリークエンシーについて説明してまいります。WEB業界に入られたばかりの方、これから入られる方は勿論、運用担当の方もぜひ参考にしてみてください。
 

フリークエンシーとは

概要

WEB業界では「広告とユーザーの接触頻度(回数)」として使われており、ユーザー1人に対し、何回広告が表示されたのかを確認する指標として定義されています。

フリークエンシーは、広告媒体によって1日に〇回、1時間に〇回など細かく設定できます。1人のユーザーに対して何回まで広告を表示するのか、この配信(表示)頻度のことをフリークエンシーと呼びます。

フリークエンシー回数を多く設定することにより、1人のユーザーに対する表示回数を増やすことができるため、ブランディングを促進できます。反対に、フリークエンシー回数を少なく設定すると、1人のユーザーに対する表示回数を抑制することができ、抑制した分の予算を別のユーザーへの広告配信に充当することができます。これにより、リーチの増加を図ることができます。

図1:フリークエンシーとリーチの関係

フリークエンシー

2018年10月15日

リーチ

2018年10月16日
 

最適なフリークエンシー回数

では、広告を配信する際の最適なフリークエンシー回数とは何回が良いのでしょうか。

インターネット広告業界では、「フリークエンシー回数は少ないほうが良い」という定説が一般的に周知されています。

定説では、あるユーザーに広告を表示して1、2回目でクリックしなかった場合、そのユーザーは表示回数を増やしてもクリックする可能性は低いと考えられています。ユーザー目線で考えると、興味関心の薄い商品・サービスの広告が何回表示されたとしても、クリックしたいとは思わないでしょう。

しかし、一概に「フリークエンシー回数は少ないほうが良い」とは言い切れません。一般的に、テレビCMではフリークエンシーが多くなるにつれて、広告効果が高まると考えられています。これは、広告に何度も接触することで、認知率の増加、訴求内容を理解する確率が高くなるとされることを根拠としています。

近年、動画広告やSNS広告が台頭していると思いますが、それらの広告媒体はテレビCMと類似した性質を持ち、ブランディングや理解促進に適しています。そのため、インターネット広告においても、ブランディング案件ではフリークエンシー回数を増やすことによる広告効果を期待できると考えてよいでしょう。

商材や目標KPIによっては、フリークエンシーが少なければターゲット顧客層へのアプローチが不十分となり、コンバージョンに至るユーザー数が減少する可能性があります。反対に、フリークエンシーが多くなるとユーザーからの広告への嫌悪感が強くなり、印象が悪くなる恐れもありますので、最適なフリークエンシー回数は慎重に判断する必要があります。

要するに、最適なフリークエンシー回数は商材や目標KPIによって異なるということです。

フリークエンシーキャップ

各広告媒体には、フリークエンシーキャップという機能があります。これは、同じユーザーに対する広告表示回数を任意の指定回数で制限する機能です。例えば、「1回」に設定すると、同一ユーザーに対する広告表示回数は1回以上になることはありません。

フリークエンシーキャップにより広告の表示回数を制限することで、広告費用を削減できるため、CPAの最適化を図れます。例えば、CVRが思うように増加しない場合は、1人のユーザーに過剰に広告を表示している可能性がありますので、配信を抑制することで効果改善を見込めるでしょう。

まとめ

今回は、フリークエンシーについて説明いたしました。フリーククエンシーの上限設定回数によっては、ユーザーの反応は大きく変わり、広告効果にも影響を及ぼします。最適なフリークエンシー回数は、商材やサービスにより異なるため、広告配信を通じたデータ分析を行い、最適な回数を導き出してみてください。




ABOUTこの記事をかいた人

Ryu

syncADの編集担当。インターネット総合広告代理店、株式会社アドスタイルにて営業・人事を経験。現在は、メディア担当として社内研修やsyncADの運営を行っています。心理学や哲学が好きなことから、消費者マーケ記事や哲学的考察記事に飛びつきます。投稿する内容には、心理学的見地からの解説もしてみたいと思っております。