アドネットワークとは【課金形式】

 
この記事は3回に分けてお届けしています。
アドネットワークの概要配信手法‎に引き続き、今回は課金形式や運用手法について焦点を当ててご紹介いたします。
 

アドネットワークとは【概要】

2018年11月14日

アドネットワークとは【配信手法】

2018年11月30日
 

課金形式とは

課金形式とは、インターネット広告の出稿における料金形態のことを指します。インターネット広告にはさまざまな課金形式がありますが、アドネットワークではクリック課金、インプレッション課金の2種類が導入されています。それぞれの課金形式について、特徴を見ていきましょう。
 
図1:CPC課金とCPM課金の違い
図1:CPC課金とCPM課金の違い
 

クリック課金

クリック課金(CPC課金)とは、広告がクリックされた際に広告料金が発生する課金形式のことです。クリック数に応じて課金されるため、アドネットワーク事業者の収益はクリック数に依存します。

アドネットワーク事業者が収益を拡大するためには、広告のクリック数を増やす必要があるため、広告のクリック数が最大となるよう配信されます。そのため、CPCを高く設定することにより、広告クリック数が増加するよう優先的に配信されます
 

インプレッション課金

インプレッション課金(CPM課金)とは、広告がインプレッションされた際に広告料金が発生する課金形式のことです。インプレッション数に応じて課金されるため、アドネットワーク事業者の収益はインプレッション数に依存します。インプレッションに対て広告費用を課金する場合、1インプレッションという単位では小さいため、1,000インプレッションをまとめて取引されています。

アドネットワーク事業者が収益を拡大するには、インプレッション数を増やす必要があるため、広告のインプレッション数が最大となるよう配信されます。そのため、CPMを高く設定することにより、広告インプレッション数が増加するよう優先的に配信されます
 

課金形式の使い分け

課金形式の特徴を踏まえた上で、使い分けについて見ていきましょう。インターネット広告を運用するとき、課金形式を使い分けることで広告効果が改善することがあります。違いを単純化するために、ケーススタディで見てみましょう。

インプレッション数、課金単価は同じで、クリック率(CTR)だけが異なるバナー広告を2つを配信しました。配信した結果、以下の違いが発生しました。
 
図2:課金形式の使い分け
図2:課金形式の使い分け
 
A広告の場合、CTRが低い(クリック数が少ない)ことからCPC課金の方が広告費用が割安となりました。また、反対にB広告の場合、CTRが高い(クリック数が多い)ことからCPM課金の方が広告費用が割安です。このように課金形式の選択によっては、広告効果の改善が見込めます。
 

まとめ

課金形式の選択は広告効果に影響を与えることがあります。どちらが良いという絶対的な基準はありませんが、「クリック率(CTR)の高低」を基準にして選ぶと良いでしょう。
 

アドネットワークの運用方法

ブランディング

ブランディング(商品・サービスの認知訴求、キャンペーン告知など)を目的とする場合には、広告を表示することが目的であるため、広告配信対象者のボリューム(リーチ)を拡大することが重要です。そのため、多くのユーザーと接触できるブロードリーチが適しているといえます。

また、ターゲティングリーチを行う場合には、カテゴリターゲティングやデモグラフィック、サイコグラッフィックターゲティングが適しています。配信量の面ではブロードリーチに劣りますが、ターゲット顧客層の属性に類似した媒体に絞り配信することにより、ブランディングから獲得までの費用対効果の向上を図れるでしょう。

課金形式は、インプレッション課金を使うとよいでしょう。ブランディングは広告インプレッションが目的となるため、広告インプレッションに対して費用を投下できるインプレッション課金が適しています。
 

ダイレクトレスポンス

ダイレクトレスポンス(商品購入・会員登録などの獲得)を目的とする場合には、コンバージョンを獲得することが目的であるため、広告配信対象者を絞り込み、獲得効率を高めることが重要です

非認知層(商品・サービスを知らない層)、潜在層(商品・サービスを知っているが必要性を感じていない層)へ訴求する場合、カテゴリターゲティングが有効です。訴求したい商品・サービスに類似する媒体に広告を配信することにより、ユーザーの潜在的な課題へと効果的にアプローチできます。

顕在層(商品・サービスを知っており必要性を感じている層)へ訴求する場合、リターゲティングが有効です。一度、自社サイトに訪れたユーザーにのみ広告を配信することにより、興味をもったユーザーへと効果的にアプローチできます。

課金形式は、クリック課金を使うと良いでしょう。広告経由のアクション獲得が目的なため、獲得に繋がらない広告配信への広告費用投下は可能な限り削減する必要があります

広告接触地点の観点からインプレッションとクリックを比べると、コンバージョンする可能性が高いのはクリックなので、成果により繋がりやすい接触地点に費用を投下することが定石です。つまり、ダイレクトレスポンスを目的とする場合は、一般的にはクリック課金が適していると言えます。ただし、前述したように広告費用はクリック率によって大きく変化が生じるため、クリック率に応じて最適な課形形式を選びましょう。
 

ブランディング

2018年10月15日

ダイレクトレスポンス

2018年10月15日
 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。アドネットワークについて概要、運用手法、課金形式まで幅広くご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。アドネットワークは少額の費用からでも試せる広告です。広告出稿をお考えの際には、こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。




ABOUTこの記事をかいた人

Ryu

syncADの編集担当。インターネット総合広告代理店、株式会社アドスタイルにて営業・人事を経験。現在は、メディア担当として社内研修やsyncADの運営を行っています。心理学や哲学が好きなことから、消費者マーケ記事や哲学的考察記事に飛びつきます。投稿する内容には、心理学的見地からの解説もしてみたいと思っております。