アドネットワークとは【配信手法】

 
この記事は3回に分けてお届けしています。前回、アドネットワークの概要について説明致しましたが、今回は配信手法について、効果的な広告運用を実現するための情報をお伝えいたします。
 

アドネットワークとは【概要】

2018年11月14日
 

アドネットワークの配信方法

アドネットワークの広告配信手法は様々あり、広告目的や商材、ターゲットに応じて使い分けることで、広告効果の向上を図ることができます。配信手法は大きく分けて、ブロードリーチ、ターゲティングリーチの2種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
 

ブロードリーチとは

何もターゲティングをしない広告配信手法のこと。個別の配信先を設定せずに、アドネットワークが提携している媒体全体に広告を配信できます。ターゲティングしないことからノンターゲティングとも呼ばれます。ターゲティングリーチと比べ、配信単価は安い傾向にあります。

アドネットワークが提携する媒体母数を最大限に活かして広告を配信します。細かなターゲティングにより母数を絞らないため、多くのユーザーに広告を配信することができます。不特定多数のユーザーを対象として、商品・サービスの認知訴求、キャンペーン告知を行う際に適しています。
 
図1:ブロードリーチの構図
図1:ブロードリーチの構図
 

特徴

  • ターゲティングリーチより配信単価が安価である
  • 膨大な広告配信量を確保できる
  • 不特定多数のユーザーに広告を配信するため、ブランディングに適している

 

ターゲティングリーチとは

ターゲティングを用いた広告配信手法のこと。様々な条件から配信対象者・媒体を絞り込むことにより、ターゲット顧客像(ペルソナ)に近いユーザーへと広告を配信することができます。自社商品・サービスへのアクション訴求を行う際に適しています。
 

ターゲティングとは
広告を配信する対象者、対象媒体を設定すること。インターネットユーザーや媒体を特定の条件によりセグメンテーションし、その集団を対象として広告を配信することをターゲティングリーチと呼ぶ。配信対象を設定することで、届けたい相手に広告を届けることができるため、効果向上が期待できる手法です。
ターゲティングリーチの種類については、以下の通り。
 

カテゴリターゲティング

カテゴリターゲティングは、指定カテゴリに属する媒体の広告枠を対象として、広告を配信する手法のこと。パッケージ配信やセグメントターゲティングとも呼ばれる。

アドネットワークの提携媒体は、サイトのコンテンツや趣向性からカテゴリごとに分類されています。コスメ関連は「美容系媒体」、ニュース関連は「ニュース系媒体」のように分類され、それらのカテゴリを指定して配信することで、効率的な広告配信が可能です。また、性別(男性・女性向け媒体)やOS(AndroidやiOS)など属性指定も可能です。

例えば、女性向け化粧品の広告を配信する際に、「美容系カテゴリ」を指定して配信するとしましょう。その場合、美容関連のコンテンツを扱う媒体にのみ広告を配信するため、モチベーションの高い見込み顧客へとアプローチできます。ブロードリーチと比べ、配信単価は高くなる傾向にあります。

見込み顧客に対して集中的に配信することで、広告からの反応が見込めないユーザーへの無駄な配信を削減することができ、投下費用の効率化、獲得効果の最大化を図れます。
 
図2:カテゴリターゲティングの構図
図2:カテゴリターゲティングの構図
 

特徴

  • 配信対象を絞るため、ブロードリーチより配信単価が高価である
  • 無駄な広告費用投下を抑えることができ、費用対効果の効率化を図ることができる
  • ターゲット顧客層に近いユーザーへとアプローチでき、獲得効果の最大化を図れる

 

サイトリターゲティング

サイトリターゲティングは、自社サイトに訪問したことのあるユーザーに限定して広告を配信する手法のこと。

リターゲティング用のタグを自社サイトに設置することにより、アドサーバーへとユーザーのCookie情報が送られ、サイト訪問者のブラウザに対してもCookieを付与することができます。これによりCookieデータから同一ユーザーを判別することが可能となり、自社サイトを訪問したユーザーに対して、他のサイト上でも広告を表示することができます。

自社サイトやLPに訪問したユーザーは、商品・価格の比較をするために検討段階ではサイトから離脱することが多く、一度でコンバージョンに至らないことも頻繁にあります。それらのユーザーを広告配信対象者とすることにより、商品やサービスへの興味があるユーザーを追いかけて広告を配信できるため、クリック率やコンバージョン率の改善につなげることができます

なお、効果的なリターゲティングの実施には、ターゲティングリストの設定が欠かせません。リストは一定の条件を指定して作成することができ、異なる条件から複数作ることもできます。例えば、「サイトに訪問したユーザー」と「コンバージョンしなかったユーザー」というリストを作成し、組み合わせることで、コンバージョンしなかったユーザーを追跡でき、追客施策として使えます。
 
図3:リターゲティングの構図
図3:リターゲティングの構図
 

特徴

  • 一度サイトを訪問した興味関心の高いユーザー(見込み顧客)に再アプローチできる
  • ターゲティングリストを活用して、細かくセグメントを設定し広告を配信できる
  • クリック率・コンバージョン率の向上が見込める

 

リターゲティング

2018年10月16日
 

まとめ

アドネットワークの広告配信手法は様々あり、広告効果の向上を実現するためには、広告目的や商材、ターゲットに応じて適した手法を採用する必要があります。配信手法によっては、広告効果が大きく変わることもあるため注意しましょう。

次回は、アドネットワークとは【課金形態】に続きます。
こちらもぜひ併せてお読みいただけると幸いです。




ABOUTこの記事をかいた人

Ryu

syncADの編集担当。インターネット総合広告代理店、株式会社アドスタイルにて営業・人事を経験。現在は、メディア担当として社内研修やsyncADの運営を行っています。心理学や哲学が好きなことから、消費者マーケ記事や哲学的考察記事に飛びつきます。投稿する内容には、心理学的見地からの解説もしてみたいと思っております。